全周断熱構造などにより、高温でしっかり蒸らしておいしく炊き上げる 「おひつ御膳」では、2合以下の少量に特化して、高温でしっかり蒸らしておいしく炊き上げるために、（1）「全周断熱構造」、（2）調圧構造、（3）「重厚打込鉄釜」を採用しています。 （1）全周断熱構造 内釜を「フレックス真空断熱材」やガラス繊維入り断熱材、空気断熱層などにより囲う「全周断熱構造」を採用しました。「フレックス真空断熱材」は、グラスウールを内袋に収納した日立独自の2重パック構造です。 真空成形したあとで曲げることができるため、内釜の周囲を囲うように搭載が可能です。 （2）調圧構造 内ふたの中に、調圧構造を設けることで、高温が必要な蒸らし時に内釜の中の蒸気が漏れるのを抑え、高温を維持します。 （3）重厚打込鉄釜 内釜には、日立の最上位機種RZ-VW3000Mと同じ溶射製法の「重厚打込鉄釜」を採用しています。 溶かした鉄の粒子を高速で吹き付ける溶射製法を用いて、約160gの鉄を内釜に溶射することで蓄熱性を高めています。なお、内釜全体の重さは約600gとしています。 おひつ部だけを運べる本体分離構造で、食卓でアツアツごはん IH炊飯器は、内釜をなるべく熱くしてごはんを炊く一方で、IHコイルや制御基板はファンで冷却する必要があります。