買った当初は何回か拝読しましたし、その後も度々(丁寧に)めくりましたけど、基本(ガラス付きの)本棚に大事に保管されていたものです。経年のためそれなりの色褪せはありますけど、概ね綺麗な状態です。表紙カバーは新品同様と言っても過言ではないと思います。 大きく、分厚く、重い、重厚な本です。ワインガートの作品や彼がバーゼルで教えていた内容の一部、タイポグラフィに対する独自のアプローチ、バーゼル教員の先輩アーミン・ホフマンやエミル・ルーダー等とのエピソードなどが紹介されています。(文章は全て英語とドイツ語) 文章からすぐにタイポグラフィの極意が伝わるという感じではないと思います。それらをヒントに作品や教則サンプルなどを見て、じわじわと伝ってくるといった感じではないでしょうか？あるいは、この本のレイアウト自体がタイポグラフィの極上のサンプルとして提示されてるのかもしれません。 今はもう入手困難だし本当は手放したくはないのですけど、このくらいの値段ならと泣く泣く売りに出すことにしました。 よろしくお願いします。