（株）賢祥堂美術 オークション
Gallery KENSYODO Auction 
*■ 北村西望 ■ ブロンズ彫刻額 “喜ぶ少女” ＜220831084＞*



  作品データ

額 45.7cm×45.7cm


状態良好です。



北村西望（1884年～1987年）

仏教を篤く信仰する長崎の名家に生まれ、19歳で京都市立美術工芸学校に入学。
そこで親友建畠大夢と出会い、切磋琢磨し合いながら創作に熱中し、
卒業制作では西望が大夢を上回って主席となる。
卒業後、大夢が東京美術学校（現・東京芸術大学）に進学すると、
西望もそれを追うように上京。
そこでもまたもや主席で卒業。
明治41年には25歳の若さで文展に入選し、
大正5年には特選で翌年早くも無鑑査。
大正10年に東京美術学校の教授となる。
西望と大夢に朝倉文夫を加えた3人は「文展の三羽烏」と呼ばれ、
昭和13年に国会議事堂に建てられた
板垣退助翁像（西望）、伊藤博文像（大夢）、大隈重信像（朝倉文夫）を競作するなど
近代彫刻の第一人者として活躍した。
昭和17年に大夢が急逝。
西望は悲しみに暮れるが、親友への思いを創作にぶつけ数々の名作を世に出した。
昭和30年には長崎市の「平和祈念像」を制作し、
一般にもっとも知られた作品となった。
昭和33年に文化勲章を受章し、日展会長、日本彫刻会名誉会長などの要職を歴任。
昭和51年には93歳で皇居新宮殿の「天馬」を完成させた。
昭和62年3月、104歳にて逝去。


※タイトル末尾の数字は管理番号です。


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