こちらはアールヌーヴォー期のバカラを代表する野薔薇紋のシリーズ「Eglantier」のソープディッシュです。 エグランチエのシリーズは香水瓶やトレイ等で特に有名で、世界中にコレクターが存在するシリーズです。 こちらは石鹸などを置いて頂くのにもぴったりのサイズ感のトレイです。 鮮やかな赤硝子をアシッド(被せガラス)の手法で施し、更にエッチングにより細部に至るまで野薔薇の紋様が施された大変美しい作品です。 地となる透明色の硝子部分には葉紋様が細密に彫られ、奥行きを感じさせる細やかな意匠がとても印象的です。 アールヌーヴォー期のバカラならではの技術と芸術性が凝縮されており、まさにオールドバカラを特徴づけるような銘品です。 1936年以前の作品になりますのでバカラの刻印は御座いません。 100年近く前の大変古い作品となりますが、経年による底面のスレは見受けられるものの、美観を損ねる目立つ傷はなく全体的にアンティークとしてとても良いコンディションです。 縁の部分に微細なチップは一箇所見受けられました。 こちらは出品中の1点限りとなります。 売り切れ次第終了となりますので、お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、ご検討頂ければ幸いです。 オールドバカラならではの素晴らしい逸品を是非お手元でご堪能下さい。 詳細情報 サイズ 幅：約12.3cm 奥行き：約9cm 高さ：約3.1cm 技法被せガラス、グラヴュール 年代1900～1936年頃